千葉県鋸南町の勝山港から出船する「利八丸」で、アジ・イサキリレー船に乗る計画を立てています。
アジとイサキは、どちらもコマセを使って狙う人気の魚です。
しかし、同じタックルで狙える部分がある一方、仕掛けの長さやハリス、針、コマセの振り方、タナの合わせ方には違いがあります。
今回は単に市販仕掛けを持って乗船するのではなく、アジ用とイサキ用の仕掛けを自作し、自分なりに仮説を立てて実釣で検証する予定です。
この記事では、利八丸のアジ・イサキ船に向けて準備するタックル、80号ビシ、天秤、自作仕掛け、持ち物、当日の釣り方を整理します。
なお、料金、出船時間、使用するビシ、推奨仕掛けなどは変更される可能性があります。実際に乗船する際は、必ず利八丸へ最新情報を確認してください。
Table of Contents
利八丸のアジ・イサキ船とは

利八丸は、千葉県安房郡鋸南町の勝山漁港から出船している船宿です。
公式サイトでは、アジ・イサキ船は主に6~8月の釣り物として紹介されています。
現在案内されているアジ・イサキ釣りプランの基本情報は、次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 出船港 | 千葉県・勝山漁港 |
| 主な対象魚 | アジ・イサキ |
| シーズンの目安 | 6~8月 |
| 出船時間 | 5時 |
| 帰港時間 | 12時30分頃 |
| 乗船料金 | 13,500円 |
| 料金に含まれるもの | 氷、アミコマセ、付けエサ |
| 釣り座 | 当日の先着順 |
利八丸の公式案内では、アジ・イサキ船は夏期5時出船、12時30分頃帰港で、料金には氷、アミコマセ使い放題、付けエサが含まれています。釣り物の実施時期は魚の状況によって変動するため、直近の出船内容は電話や公式サイトで確認する必要があります。
釣り座は当日の先着順
利八丸の釣り座は予約順ではなく、当日の先着順です。
公式サイトでは、特に希望する釣り座がない場合でも、出船の60分前までに到着するよう案内されています。
船長が出船1時間前に座席表の設置場所へ向かい、釣り船前に用意される座席番号を受け取る流れです。受付では乗船名簿を記入し、乗船料金を現金で支払います。
5時出船の場合、遅くとも4時までには港へ到着しておきたいところです。
釣り座に希望がある場合は、さらに余裕を持って向かう必要があります。
予約時に確認しておきたいこと
今回の準備では80号ビシを前提にしていますが、予約時には次の内容を確認する予定です。
- 当日は80号ビシでよいか
- 潮が速い場合に100号を使う可能性があるか
- アジとイサキで同じビシを使用するか
- 船宿推奨のアジ仕掛け
- 船宿推奨のイサキ仕掛け
- アジ用とイサキ用のハリス号数
- 仕掛けの全長と針数
- クッションゴムの推奨サイズ
- 付けエサの種類
- 電動リールの電源を使用できるか
- ロッドキーパーを持参すべきか
- 集合時間と座席札の受け取り方法
利八丸では、天秤・ビシ・竿掛けのセットを無料で借りられます。自分で用意した道具に不具合があった場合に備え、レンタルできることを覚えておくと安心です。
今回使用するタックル

今回のアジ・イサキリレー船では、次のタックルを使用する予定です。
| 項目 | 使用予定 |
|---|---|
| ロッド | SHIMANO LIGHTGAME XR 73 MH195 |
| リール | SHIMANO 23 ForceMaster 601DH |
| メインライン | PE2号300m |
| 先糸 | フロロカーボン6~8号 |
| ビシ | サニー商事 ニューサニービシ80号FL BP |
| 天秤 | 工房浦安 浦安アジ・イサキ天秤35 |
| クッションゴム | 1.5~2mm、20~30cm前後 |
| アジ仕掛け | 自作2本針仕掛け |
| イサキ仕掛け | 自作3本針仕掛け |
ロッド、リール、ビシ、天秤は共通で使用し、アジからイサキへ切り替わる際には、仕掛けのみを交換する構成です。
ロッドはLIGHTGAME XR 73 MH195を選択
ロッドには、SHIMANO LIGHTGAME XR 73 MH195を使用します。
今回、手持ちの中から候補にしたのは次の3本です。
- SHIMANO BAYGAME AJIBISHI 165
- SHIMANO LIGHTGAME XR 73 MH195
- SHIMANO LIGHTGAME BB 82 HH190
BAYGAME AJIBISHI 165は、ビシアジに特化した短さと操作性が魅力です。
保有しているモデルはRIGHT仕様ですが、夢屋Xシート・エクストリームガングリップの左巻き用へ交換しているため、左巻きのForceMaster 601DHとも自然に組み合わせられます。
ただし、BAYGAME AJIBISHI 165の適合オモリは今回想定する80号より重い領域を中心としており、アジだけでなくイサキまで含めた兼用性を考えると、やや硬めに感じる可能性があります。
LIGHTGAME BB 82 HH190は80号を余裕を持って扱えますが、8:2調子で先調子が強く、アジやイサキの口切れ、細ハリスへの負担が気になります。
そこで今回は、3本の中で最もバランスがよいLIGHTGAME XR 73 MH195を選びました。
LIGHTGAME XR 73 MH195を選んだ理由
80号ビシに対応できる
LIGHTGAME XR 73 MH195は、今回使用する80号ビシに対応できるモデルです。
80号は適合範囲の上限側になるため、余裕が大きいわけではありませんが、メーカーが想定する範囲内で使用できます。
ただし、80号ビシを空中で振り回したり、ビシを竿だけで船内へ抜き上げたりする使い方は避けます。
コマセを振る際も、大きく強くシャクるのではなく、短いストロークで確実にコマセを出す操作を意識します。
7:3調子で操作性と食い込みを両立できる
アジのビシ釣りでは、コマセを振って仕掛けを指示ダナへ合わせる操作性が必要です。
一方、イサキでは細いハリスを使うことがあり、掛けた後に竿が適度に曲がって魚の引きを吸収してくれることも重要です。
7:3調子のLIGHTGAME XRは、ビシを操作しやすい一方、8:2調子ほど硬くありません。
アジのコマセ操作と、イサキの食い込みやバラシにくさを両立するには、今回の3本の中で最も扱いやすいと考えました。
1.95mでイサキ仕掛けも扱いやすい
アジ仕掛けよりも、イサキの吹き流し仕掛けは長くなる傾向があります。
1.65mのBAYGAME AJIBISHIよりも、1.95mのLIGHTGAME XRの方が長い仕掛けを扱いやすく、船べりでの取り込みにも余裕があります。
また、波や船の上下動がある場合も、竿の長さと曲がりによって仕掛けの動きを吸収しやすくなります。
LIGHTGAME XRは汎用性を持ちながら、対象魚に応じた専用竿に近い操作性を狙ったシリーズです。Xシート・テクニカルガングリップは左右共用で、右巻き・左巻きのどちらにも対応します。
リールは23 ForceMaster 601DH
リールには、SHIMANO 23 ForceMaster 601DHを組み合わせます。
80号ビシを使う釣りでは、仕掛けの投入と回収を一日中繰り返します。
手巻きリールでも釣りはできますが、電動リールを使用することで回収時の負担を抑え、釣り後半まで集中力を維持しやすくなります。
601DHは左巻きのダブルハンドル仕様です。
右手でロッドを持ち、左手でリールを巻くため、ロッドを持ち替えずにコマセ操作、タナ調整、巻き上げを行えます。
ForceMaster 601DHが向いている理由
ForceMaster 600シリーズは、コンパクトなボディに最大ドラグ力10kgのパワーを備えています。
タッチドライブスピードロックを使うと、あらかじめ設定した速度で巻き上げを開始でき、魚の動きに応じて加速と減速を行えます。
シマノもアジ釣りで、毎回巻き上げ速度を調整せず、任意に設定した中間速で巻き上げられる点を紹介しています。
アジやイサキは、巻き上げ速度が速すぎると口切れする可能性があります。
そのため、最初は低速から中低速程度に設定し、竿へ魚の重さが乗ったことを確認してから一定速度で巻き上げます。
水面付近では魚が暴れやすいため、さらに速度を落として取り込みます。
メインラインはPE2号300m
ForceMaster 601DHには、PE2号を300m巻いて使用する予定です。
80号ビシとの組み合わせでは、PE2号であれば潮受けを抑えながら、オマツリや高切れにも一定の余裕を持たせられます。
アジやイサキだけでなく、良型のサバや複数掛けが発生した場合にも安心です。
PEラインの先端には、フロロカーボン6~8号の先糸を1.5~3m程度接続する予定です。
先糸には、次の役割を期待しています。
- 天秤との接続部の摩耗対策
- 船べりでの擦れ対策
- オマツリした際のPEライン保護
- 天秤を手元まで回収しやすくする
先糸の長さは、実際の取り回しを確認しながら調整します。
ビシはニューサニービシ80号FL BP
ビシには、サニー商事のニューサニービシ80号FL BPを使用します。
今回のアジ・イサキ船では、アミコマセを使用します。
ニューサニービシ80号FL BPは、アミコマセやアミ・オキアミ混合のコマセを想定した製品で、上下の窓によってビシ内部へ流れ込む水量やコマセの放出量を調整できます。
落下中は中筒の動きでカゴが閉じ、タナで止めると開く構造になっているため、狙うタナまでコマセを残しやすいことも特徴です。
コマセの詰めすぎに注意する
コマセはビシいっぱいに詰めるのではなく、半分から7分目程度を基準にします。
詰め込みすぎるとコマセが出にくくなり、振った回数と実際の放出量が一致しにくくなります。
最初は窓をやや絞った状態から始め、仕掛けを回収した際に残ったコマセの量を確認します。
- ほとんど残っていない場合:窓を開けすぎている可能性
- 大量に残っている場合:窓を閉めすぎている可能性
- 数回振って適度に残る場合:おおむね適正
アジとイサキでは、最適なコマセの出し方が異なる可能性があります。
同じ窓の設定で一日通すのではなく、船長の指示や魚の反応を見ながら調整します。
予備の80号ビシも用意する
ビシは高切れやオマツリで失う可能性があります。
同じ80号の予備を最低1個用意するか、船宿の無料レンタルを利用できるようにしておきます。
予備を異なる形状のビシにすると、コマセの出方や操作感が変わってしまいます。
可能であれば、同じニューサニービシ80号FL BPを予備として用意する予定です。
天秤は浦安アジ・イサキ天秤35
天秤には、工房浦安の「浦安アジ・イサキ天秤35」を使用します。
製品名のとおり、ビシアジとイサキ釣りを目的として開発された天秤です。
工房浦安の公式情報によると、主な仕様は次のとおりです。
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 腕の長さ | 35cm |
| 線径 | 1.5mm |
| 形状 | ストレートタイプ |
| 素材 | ステンレス |
| 付属品 | スナップ付きスイベル2個 |
| 構造 | 遊動式 |
絡みを抑えながら、アジの小さなアタリをダイレクトに伝えることを狙った製品です。アジ・イサキ以外にも、タチウオ、オニカサゴ、沖の五目釣りなどへの使用が案内されています。
35cm天秤を選ぶ理由
ビシアジでは、40~50cm前後の天秤も多く使用されています。
その中で35cmを選んだ理由は、取り回しと操作性です。
- 船上で扱いやすい
- 手持ちでコマセを振りやすい
- 天秤を回収した後の仕掛け操作がしやすい
- アジとイサキの両方に使える
- 1.95mのロッドと組み合わせやすい
- 仕掛け交換を行いやすい
今回の目的は、アジ専用の最適化だけではありません。
アジとイサキを1本のタックルで通すため、両方に対応する浦安アジ・イサキ天秤35を選びました。
タックルの接続順
基本的な接続順は、次のようにします。
メインライン
↓
先糸
↓
浦安アジ・イサキ天秤35
↓
クッションゴム
↓
自作仕掛け
ビシは天秤下部のスナップへ接続します。
アジからイサキへ切り替わった際は、天秤やビシを交換せず、クッションゴムより先の仕掛けだけを交換します。
クッションゴムは必要か
今回の構成では、クッションゴムを使用する予定です。
想定している仕様は、次のとおりです。
- 太さ:1.5~2mm
- 長さ:20~30cm前後
クッションゴムには、アジの口切れ、イサキのバラシ、細ハリスの破断を抑える役割があります。
一方、長すぎるクッションゴムは、コマセを振った動作やアタリを吸収しすぎる可能性があります。
そのため、最初は20~30cm程度から始めます。
現時点の候補
- アジ:1.5~2mm、20~30cm
- イサキ:1.5mm前後、20~30cm
- 良型や多点掛けが多い場合:2mmへ変更
実際の太さと長さは、船宿推奨を確認したうえで決定します。
アジとイサキの仕掛けを自作する
今回は、アジ用とイサキ用の仕掛けを自作します。
仕掛けを自作する目的は、費用を抑えることだけではありません。
- 利八丸の魚のサイズに合わせられる
- ハリスの太さを細かく変更できる
- 針の種類とサイズを選べる
- 枝スの長さを調整できる
- 針間隔と全長を変更できる
- サバ対策用の仕掛けを作れる
- 実釣結果を次の仕掛けへ反映できる
市販仕掛けは完成度が高く、すぐに使えることがメリットです。
一方、自作仕掛けであれば、釣行ごとに改善を重ねられます。
今回は自作仕掛けを中心に使用しつつ、比較用として市販仕掛けも持参します。
自作するアジ仕掛け
アジ用は、トラブルの少ない2本針仕掛けを基本にします。
アジ用標準仕掛け案
| 項目 | 想定仕様 |
|---|---|
| 針数 | 2本 |
| 全長 | 約2m |
| 幹糸 | フロロカーボン3号 |
| 枝ス | フロロカーボン2号 |
| 枝ス長 | 20~25cm |
| 針間隔 | 90~100cm前後 |
| 針 | ムツ針9~10号前後 |
| 上部 | スイベルまたはサルカン |
| 下部 | エンド針 |
ハリス2号を標準とし、良型アジやサバが多い場合に備えて、ハリス3号の仕掛けも作ります。
アジ仕掛けを2本針にする理由
3本針は多点掛けを狙える反面、次のようなデメリットがあります。
- 投入時に絡みやすい
- オマツリしたときに解きにくい
- サバが掛かると仕掛けが壊れやすい
- 魚を外すのに時間がかかる
- 長い仕掛けの扱いに慣れが必要
最初は2本針で手返しとトラブル回避を優先します。
アジの活性が高く、サバが少なく、船内も空いている場合は、3本針へ変更することも考えます。
アジ仕掛けのバリエーション
次の3種類を準備します。
標準用
- 幹糸3号
- 枝ス2号
- 2本針
- ムツ針9~10号
- 全長約2m
良型・サバ対策用
- 幹糸4号
- 枝ス3号
- 2本針
- ムツ針10号前後
- 全長約2m
高活性時の多点掛け用
- 幹糸3~4号
- 枝ス2~3号
- 3本針
- 全長2~2.5m程度
持参する数量は次を想定しています。
- 標準2本針:3~4組
- 太ハリス2本針:2組
- 3本針:1~2組
- 市販仕掛け:2組程度
自作するイサキ仕掛け
イサキ用は、3本針の吹き流し仕掛けを基本にします。
イサキ用標準仕掛け案
| 項目 | 想定仕様 |
|---|---|
| 針数 | 3本 |
| 全長 | 3~3.5m前後 |
| 幹糸 | フロロカーボン2~2.5号 |
| 枝ス | フロロカーボン1.5~2号 |
| 枝ス長 | 15~20cm前後 |
| 針間隔 | 90~100cm前後 |
| 針 | イサキ針、チヌ針など |
| 装飾 | ウイリー、スキン、カラーフック |
| 上部 | スイベルまたはサルカン |
食い渋り時には1.5号、標準は1.75~2号、良型や多点掛けを想定する場合は2号以上を使用します。
ウイリーと空針を組み合わせる
イサキ仕掛けは、すべての針を同じ仕様にせず、ウイリーや空針を組み合わせます。
例えば、次のような構成です。
- 上針:緑系ウイリー
- 中針:白・夜光系ウイリー
- 下針:空針に付けエサ
または、
- 上針:白系
- 中針:緑系
- 下針:ピンク系または空針
釣れた魚がどの針に掛かったかを記録すれば、その日に反応のよい色や位置を確認できます。
単に「この仕掛けで釣れた」と記録するのではなく、次の情報を残します。
- 上針・中針・下針のどこに掛かったか
- ウイリーか付けエサか
- 有効だった色
- タナ
- コマセを振ってからアタるまでの時間
- 単発か多点掛けか
イサキ仕掛けのバリエーション
標準用
- 幹糸2.5号
- 枝ス2号
- 3本針
- 全長3~3.5m
食い渋り用
- 幹糸2号
- 枝ス1.5号
- 3本針
- 全長3~3.5m
良型・多点掛け用
- 幹糸3号
- 枝ス2~2.5号
- 3本針
- 全長3~3.5m
持参する数量は次を想定しています。
- 標準仕掛け:3組
- 細ハリス仕掛け:2組
- 太ハリス仕掛け:2組
- 市販仕掛け:2組程度
自作仕掛けの記事も別途作成する
今回の記事では、自作仕掛けの設計と考え方を紹介します。
具体的な材料、枝スの結び方、針の結び方、寸法の測り方、仕掛け巻きへの収納方法については、別の記事として詳しくまとめる予定です。
アジ仕掛けの記事案
ビシアジ仕掛けを自作する|2本針の寸法・ハリス・針の選び方
主な内容は次のとおりです。
- 必要な材料
- 幹糸と枝スの選び方
- ムツ針のサイズ
- 2本針仕掛けの寸法
- 枝スの結び方
- 3本針との使い分け
- サバ対策
- 仕掛け巻きへの収納
イサキ仕掛けの記事案
船イサキ仕掛けを自作する|3本針の寸法とウイリーの組み合わせ
主な内容は次のとおりです。
- 必要な材料
- ハリス号数の選び方
- イサキ針とチヌ針の違い
- 3本針の間隔
- ウイリーの色
- 空針と付けエサの使い方
- 多点掛けを想定した強度
- 仕掛け巻きへの収納
市販仕掛けも予備として持参する
自作仕掛けを試す場合でも、市販仕掛けは持参します。
自作仕掛けで釣れないとき、その原因が仕掛けにあるとは限りません。
- タナが合っていない
- コマセが出ていない
- ハリスが太い
- 針が大きい
- 付けエサの状態が悪い
- 誘い方が合っていない
- 魚の活性が低い
船宿推奨や実績のある市販仕掛けへ交換すれば、自作仕掛けとの比較ができます。
自作仕掛けに固執して釣る時間を失わないよう、状況に応じて市販品も使用します。
アジの基本的な釣り方

アジでは、船長から指示されたタナへ正確に仕掛けを合わせることが重要です。
基本的な流れは次のとおりです。
- ビシを海底または指示された位置まで落とす
- 糸フケを取る
- 指示された高さまで巻き上げる
- コマセを2~3回に分けて振る
- 指示ダナで待つ
- アタリがあれば竿へ魚の重さを乗せる
- 一定速度で巻き上げる
アジは、コマセを大量にまけばよいわけではありません。
コマセの帯と付けエサを同調させることが重要です。
最初から強く何度も振るのではなく、船長の指示を確認し、少量ずつコマセを出します。
サバが多い場合の対策
アジ釣りでは、サバが先に仕掛けへ掛かることがあります。
サバが多い場合は、次の対策を試します。
- 3本針から2本針へ減らす
- コマセを強く振りすぎない
- 仕掛けを素早く指示ダナへ入れる
- 太めのハリスを使用する
- 仕掛けの投入回数を増やす
- 魚が掛かったら追い食いを待ちすぎない
サバが掛かった状態で長く待つと、仕掛けが回転して絡みやすくなります。
アジの多点掛けよりも、仕掛けを壊さず手返しよく釣ることを優先します。
イサキの基本的な釣り方

イサキでは、指示されたタナの範囲でコマセを振りながら、仕掛けを群れへ同調させます。
基本的な流れは次のとおりです。
- 指示された基準ダナまで仕掛けを落とす
- コマセを振る
- 1m程度巻き上げる
- 再びコマセを振る
- 指示ダナで仕掛けをなじませる
- アタリが出たら竿へ重さを乗せる
- 活性が高ければ短時間だけ追い食いを待つ
具体的なタナの取り方は、当日の船長の指示を優先します。
イサキ釣りでは、指示ダナよりも深く仕掛けを下げることで、群れを下へ落とす可能性があります。
自己判断で広い範囲を探らず、船長の指示された範囲を守ります。
多点掛けを狙うか
イサキの活性が高い場合は、多点掛けを狙えます。
ただし、最初の1匹が掛かってから長く待ちすぎると、魚が暴れて仕掛けが絡んだり、最初の魚が外れたりすることがあります。
最初は単発でも確実に取り込み、魚の活性と仕掛けの強度を確認します。
多点掛けを狙う場合も、数秒から短時間だけ待ち、竿へ掛かる重さが増えたら巻き上げます。
リレー船では仕掛け交換の速さも重要
アジからイサキへ切り替わった際、仕掛け交換に時間がかかると釣る時間が減ってしまいます。
そのため、アジ用とイサキ用の仕掛けは、それぞれ仕掛け巻きへセットしておきます。
仕掛け巻きには、次の情報を書いておきます。
- 魚種
- ハリス号数
- 針数
- 針のサイズ
- 全長
- 作成日
- ウイリーの色
- 標準用・食い渋り用・太ハリス用
仕掛け袋の中を探さなくても、必要な仕様をすぐに選べるようにします。
仕掛けの収納方法
タックルケースの中は、次の単位で分ける予定です。
アジ用
- 標準2本針
- 太ハリス2本針
- 3本針
- 市販仕掛け
イサキ用
- 標準3本針
- 細ハリス3本針
- 太ハリス3本針
- 市販仕掛け
共通用品
- 予備クッションゴム
- スナップ
- スイベル
- 予備天秤
- 予備ビシ
- ハサミ
- プライヤー
- 針外し
- 使用済み仕掛け入れ
使用済み仕掛けと未使用仕掛けを同じ場所へ戻すと、次回の釣行時に区別できなくなります。
使用済み仕掛けは専用の袋やケースへ入れ、帰宅後に廃棄、補修、再利用を判断します。
当日の持ち物リスト

タックル
- LIGHTGAME XR 73 MH195
- 23 ForceMaster 601DH
- 電動リール用コード
- 電動リール用バッテリー
- 予備リールまたは予備ライン
- ニューサニービシ80号FL BP
- 予備ビシ
- 浦安アジ・イサキ天秤35
- 予備天秤
- クッションゴム
- 自作アジ仕掛け
- 自作イサキ仕掛け
- 市販の予備仕掛け
- ロッドキーパー
- 仕掛け巻き
釣り用小物
- ハサミ
- プライヤー
- 針外し
- 魚つかみ
- 締め具
- タオル
- ゴミ袋
- 使用済み仕掛け入れ
- 予備スナップ
- 予備スイベル
- フロロカーボンライン
船上用品
- 桜マーク付きライフジャケット
- 滑りにくい長靴またはデッキシューズ
- レインウェア
- 帽子
- 偏光サングラス
- 日焼け止め
- 酔い止め
- 飲み物
- 軽食
- モバイルバッテリー
- 防水ケース
利八丸では乗船中のライフジャケット着用が必要です。また、船上は海水で滑りやすいため、サンダルではなく、滑りにくい履物や釣り用長靴を準備するよう案内されています。
クーラーボックスと魚の持ち帰り
アジとイサキが両方釣れた場合、釣果の量が多くなる可能性があります。
小型のクーラーボックスでは不足することも考えられるため、35L前後以上を基準に準備します。
持ち帰り用品は次のとおりです。
- クーラーボックス
- 保冷剤
- 船宿でもらう氷
- 厚手のビニール袋
- 魚を分ける袋
- 血抜き用ハサミ
- 締め具
- 魚つかみ
- タオル
クーラー内には海水と氷を入れ、冷たい海水を作って魚を素早く冷やします。
ただし、氷が溶けて真水が多くなると魚が傷みやすくなるため、長時間入れっぱなしにする場合は状態を確認します。
大井町から勝山港までのスケジュール案
5時出船、出船60分前到着を前提にすると、4時までには勝山港へ着いておく必要があります。
釣り座を選びたい場合は、さらに早めの到着を考えます。
想定スケジュール
| 時刻 | 行動 |
|---|---|
| 1時15分頃 | 大井町を出発 |
| 3時15~30分頃 | 勝山港周辺へ到着 |
| 3時30分頃 | 駐車・荷物整理 |
| 4時頃 | 座席番号を受け取る |
| 4時~4時30分 | 受付・乗船準備 |
| 5時 | 出船 |
| 12時30分頃 | 帰港 |
| 13時頃 | 片付け・帰路へ |
道路状況、休憩、給油を考慮し、実際の出発時間は余裕を持って設定します。
今回の釣行目標
今回の目的は、単純な匹数だけではありません。
アジとイサキを同じタックルで釣り分け、自作仕掛けの有効性を確認することも重要な目的です。
釣果目標
- アジ:10匹以上
- イサキ:20匹以上
- 良型をそれぞれ1匹以上
- 多点掛けを1回以上経験する
- 大きなオマツリや仕掛けトラブルを減らす
釣果は当日の状況によって大きく変わるため、目標数にこだわりすぎないようにします。
検証したいポイント
タックル
- LIGHTGAME XRで80号ビシを快適に操作できるか
- 竿が硬すぎたり柔らかすぎたりしないか
- ForceMaster 601DHの最適な巻き上げ速度
- PE2号でオマツリや潮受けに問題がないか
ビシ
- 最適な窓の開き方
- コマセがなくなるまでの時間
- アジとイサキで窓の設定を変える必要があるか
- 指示ダナまでコマセを残せるか
天秤
- 仕掛けが絡みにくいか
- アタリが明確に伝わるか
- 35cmの長さが扱いやすいか
- アジとイサキの両方で使いやすいか
アジ仕掛け
- ハリス2号で問題ないか
- サバが多い場合に3号が有効か
- 2本針と3本針の手返しの違い
- ムツ針のサイズ
- 枝ス長20~25cmの効果
イサキ仕掛け
- ハリス1.5号、2号の釣果差
- 有効なウイリーの色
- 上針、中針、下針のどこへ掛かるか
- 空針とウイリーの反応差
- 3~3.5mの全長が適切か
釣行後に記録する内容
釣行後の記事では、次の内容を整理します。
- 釣行日
- 天候
- 風
- 波
- 潮
- 釣り座
- 水深
- 船長の指示ダナ
- アジとイサキの釣行時間
- 使用したビシの窓設定
- コマセを振った回数
- 使用した仕掛け
- ハリス号数
- 針の種類
- 釣れた針の位置
- ウイリーの色
- 釣果
- バラシ数
- ハリス切れ数
- オマツリ回数
- 仕掛け交換にかかった時間
- タックルの使用感
- 次回改善するポイント
単なる釣果報告ではなく、「なぜ釣れたのか」「なぜ釣れなかったのか」を振り返る記事にしたいと考えています。
まとめ|共通タックルと自作仕掛けでアジ・イサキへ挑戦
今回の利八丸アジ・イサキリレー船では、次のタックルで挑戦します。
- ロッド:SHIMANO LIGHTGAME XR 73 MH195
- リール:SHIMANO 23 ForceMaster 601DH
- メインライン:PE2号300m
- 先糸:フロロカーボン6~8号
- ビシ:サニー商事 ニューサニービシ80号FL BP
- 天秤:工房浦安 浦安アジ・イサキ天秤35
- クッションゴム:1.5~2mm、20~30cm前後
- アジ仕掛け:自作2本針仕掛け
- イサキ仕掛け:自作3本針仕掛け
LIGHTGAME XR 73 MH195とForceMaster 601DHを共通タックルとし、アジとイサキで仕掛けだけを交換します。
ビシはコマセ量を調整できるニューサニービシ80号FL BP、天秤はアジとイサキの両方を想定して作られた浦安アジ・イサキ天秤35を選びました。
仕掛けについては、市販品をそのまま使うのではなく、ハリス、針、枝ス、全長、ウイリーの色を考えて自作します。
自分なりに仮説を立て、仕掛けを作り、実釣で試し、釣行後に改善する。
今回のアジ・イサキリレー船では、釣果だけでなく、この試行錯誤の過程も楽しみたいと思います。