10月の関東は、船釣りを始めるのに適した季節です。
真夏ほどの厳しい暑さがなくなり、東京湾、相模湾、外房、茨城沖では秋の代表的な魚が狙えるようになります。東京湾のLTアジやタチウオに加え、カワハギ、サワラ、相模湾のアマダイ、外房や茨城沖のヒラメなど、釣り物の選択肢が豊富です。
特に10月は、夏から続く釣り物と、秋から冬へ向かって本格化する釣り物が重なる時期です。
初心者にはLTアジが最もおすすめです。半日船やショート船を選びやすく、船釣りの基本動作を覚えられます。
船釣りに少し慣れている人にはタチウオやアマダイ、ゲーム性を重視する中級者にはカワハギ、一つテンヤマダイ、ルアーサワラがおすすめです。
大型魚を狙いたい人は、外房や茨城沖のヒラメ、相模湾や東京湾のワラサ・イナダにも注目してみましょう。
この記事で分かること
- 10月の関東で狙える代表的な船釣り
- 2023〜2025年の傾向から見た釣り物の特徴
- 初心者におすすめの対象魚
- 中級者向けのゲーム性が高い釣り物
- 東京湾、相模湾、外房、茨城沖の代表的な船宿
- 10月の服装、台風、北風への対策
- 釣果情報を見るときの注意点
10月に狙いたい関東の船釣り一覧
| 釣り物 | 主なエリア | 難易度 | 釣果の安定度 | おすすめする人 |
|---|---|---|---|---|
| LTアジ | 東京湾 | ★ | 高い | 初心者、親子、貸し竿利用者 |
| タチウオ | 東京湾 | ★★〜★★★ | 中〜高 | 誘い方を工夫したい人 |
| カワハギ | 東京湾、相模湾 | ★★★ | 中程度 | 繊細なアタリを掛けたい人 |
| アマダイ | 相模湾 | ★★〜★★★ | 中程度 | 底物五目と食味を楽しみたい人 |
| 一つテンヤマダイ | 茨城沖、外房 | ★★★ | 中程度 | 底取りやフォールの釣りが好きな人 |
| ルアーサワラ | 東京湾 | ★★★ | 変動が大きい | キャスティング経験者 |
| ヒラメ | 茨城沖、外房 | ★★〜★★★ | 中程度 | 泳がせ釣りに挑戦したい人 |
| ワラサ・イナダ | 東京湾、相模湾、外房 | ★★★ | 変動が大きい | 青物の強い引きを味わいたい人 |
難易度と釣果の安定度は、仕掛けの扱いやすさ、底取り、誘い方、体力的な負担、魚の回遊による釣果変動などを基にした本記事独自の目安です。
2023〜2025年の傾向から見る10月の関東船釣り
10月は夏の釣りから秋本番へ切り替わる
10月の関東では、海上の気温は下がり始める一方、海水温は陸上よりゆっくり低下します。
そのため、10月前半にはタチウオ、サワラ、イナダ、ワラサなどの夏から続く魚を狙える可能性があります。
中旬以降は、カワハギ、アマダイ、ヒラメなど、秋から冬に本格化する釣り物の存在感が強くなります。
ただし、近年は日本近海の海面水温が長期的に上昇しており、2025年までの海域平均海面水温の上昇率は100年当たり1.36度とされています。魚の移動やシーズンの始まり方が、従来の年間カレンダーからずれる可能性も考慮する必要があります。
「10月だからこの魚」と決めつけず、直近3〜7日間の釣果を確認することが重要です。
東京湾のカワハギは10月から本格化しやすい
東京湾のカワハギは、8月下旬から9月に乗合船が始まり、10月になると本格的なシーズンへ入っていきます。
シーズン初期は魚が広範囲に散りやすく、船下だけではなく、軽くキャストして周辺を探る釣り方が有効になる場合があります。
東京湾の竹岡沖では、水深10メートル前後の浅場を狙い、砂地や小さな根の周辺を広く探る釣り方が紹介されています。カワハギはエサを取るのが非常に上手いため、ハリの形、ハリスの長さ、エサ付けの状態も釣果に影響します。
10月は、晩秋ほど肝が大きくなっていない場合もありますが、浅場で釣れる年は、軽いオモリと繊細な竿でカワハギとの駆け引きを楽しめます。
相模湾のアマダイは秋の本命候補
相模湾では、9月頃からアマダイ船が始まり、10月になると秋の代表的な釣り物として選びやすくなります。
2023年10月の相模湾では、水深70メートル前後から120メートル前後までを狙い、20〜30センチ級を中心に43センチの大型が交じった事例が紹介されています。アマダイ以外にも、イトヨリ、オニカサゴ、ヒメコダイなど、多彩なゲストが期待できます。
アマダイは海底付近を狙いますが、オモリを底に置いたままにする釣りではありません。
着底後にオモリを底から1メートル前後上げ、仕掛けを自然に漂わせながら待ちます。潮の速さや船の流れ方によって仕掛けの位置が変わるため、定期的な底取りが必要です。
東京湾のサワラは10月の人気ルアーターゲット
東京湾のルアーサワラは、秋になると人気が高まります。
船釣り専門メディアでも、2023年10月、2024年10月に東京湾のルアー五目やサワラを扱った記事が掲載されており、秋の定番ターゲットとして継続的に取り上げられています。
サワラ釣りでは、魚の跳ねや鳥の動きを探しながら船で移動し、船長の合図でルアーを投げる場面があります。
ただし、魚が見えていても必ず食うとは限りません。
- ルアーの沈下速度
- 巻き速度
- ルアーの大きさ
- 投げる方向
- 魚との距離
- ベイトの種類
こうした条件が合わないと、アタリを得られないことがあります。
回遊魚を追う釣りであるため、釣果の変動はLTアジやカワハギより大きくなります。
茨城沖と外房ではヒラメシーズンが始まる
10月は、茨城沖や外房の一部海域でヒラメ釣りが始まる時期です。
ヒラメ釣りでは、生きたイワシを泳がせて海底付近を狙います。
アタリが出ても、すぐに強く合わせると、ヒラメがエサを十分にくわえておらず、掛からないことがあります。
竿先に現れる前アタリを見ながら、魚が引き込むまで待つ必要があります。
外房では、解禁によって釣れる範囲が広がり、浅場を狙えるようになる時期があります。浅場では底取りがしやすく、深場より仕掛けの操作もしやすいため、船長のサポートを受けられれば、ヒラメ初挑戦者にも選択肢になります。
LTアジは10月も安定候補
東京湾のLTアジは、10月も初心者向けの中心的な釣り物です。
浦安吉野屋では、アジ、タチウオ、カワハギ、フグ、シロギスなど、東京湾の幅広い釣り物を扱っています。
秋になると、夏より大型のアジが交じるポイントを狙うことがあります。
ただし、大型が多いから簡単とは限りません。
水深が深くなったり、潮が速くなったりすると、タナを正確に合わせる必要性が増します。数釣りだけでなく、サイズやポイントの水深も釣果情報で確認しましょう。
初心者におすすめの10月の船釣り
1.LTアジ|10月も最も始めやすい船釣り

初めて船釣りをするなら、10月もLTアジが最有力です。
LTアジが初心者に向いている理由
- 東京湾に出船する船宿が多い
- 半日船やショート船を選びやすい
- 貸し竿を利用できる船宿が多い
- 仕掛けの投入から巻き上げまで基本を学べる
- 群れに当たれば初心者にも釣果が期待できる
- 持ち帰って料理しやすい
基本的な釣り方
- ビシを海底まで落とす
- 着底したら糸フケを取る
- 船長が指示するタナまで上げる
- 竿を振ってコマセを出す
- アタリを待つ
- 一定速度で巻き上げる
LTアジで最も重要なのはタナです。
船長から「底から2メートル」と指示された場合は、海底まで仕掛けを落としてから正確に2メートル上げます。
アタリがないからといって、仕掛けを底へ置いたままにすると、アジの群れから外れたり、仕掛けが絡んだりする原因になります。
代表的な船宿
2.ヒラメ|船長の指示を守れば初心者にも可能

ヒラメは難しい印象がありますが、泳がせ釣りの基本を船長や仲乗りに教えてもらえる船なら、初心者でも挑戦できます。
ただし、生きたイワシの扱い、底取り、アタリを待つ動作が必要になるため、LTアジより難易度は高くなります。
ヒラメ釣りの基本
- イワシを弱らせないようにハリへ付ける
- オモリを海底まで落とす
- オモリを底から少し持ち上げる
- 定期的に底を取り直す
- 前アタリが出ても慌てて合わせない
- 竿がしっかり曲がってから巻き始める
初挑戦で意識したいこと
ヒラメ釣りでは、仕掛けを底に置いたままにしないことが重要です。
船は潮や風で流れているため、水深は少しずつ変化します。底から仕掛けが離れすぎるとヒラメのいる層から外れ、底へ着けたままでは根掛かりの原因になります。
船長の指示に従って、こまめに底を取り直しましょう。
代表的な船宿
- 幸栄丸/茨城県鹿嶋市
- 大春丸/茨城県鹿嶋市
- 長岡丸/茨城県鹿嶋市
- 長福丸/千葉県いすみ市大原港
- 春栄丸/千葉県いすみ市大原港
- つる丸/千葉県いすみ市大原港
幸栄丸は鹿島港から出船し、公式サイトで釣りプラン、空席情報、最新釣果を案内しています。
初心者卒業後におすすめの釣り物
3.タチウオ|秋も数と良型を狙える

東京湾のタチウオは、10月も人気の高い釣り物です。
夏より水深のあるポイントを狙う場合があり、電動リールが便利になります。
タチウオが面白い理由
- 誘い方でアタリの数が変わる
- アタリからハリ掛かりまで駆け引きがある
- 数釣りと大型狙いの両方を楽しめる
- テンビン、テンヤ、ジギングを選べる
- 食味がよく、料理方法が多い
初挑戦ならテンビンがおすすめ
タチウオを初めて狙う場合は、テンビン仕掛けのエサ釣りが比較的取り組みやすいでしょう。
テンヤは明確なアタリを掛ける技術が必要です。ジギングでは、魚の反応がある水深へジグを正確に通し続ける必要があります。
安全面の注意
タチウオの歯は非常に鋭いため、口元へ素手を近づけてはいけません。
フィッシュグリップとプライヤーを用意し、魚を船上へ置いてからハリを外します。
代表的な船宿
- 浦安吉野屋/千葉県浦安市
- 深川吉野屋/東京都江東区
- つり幸/神奈川県川崎市
- 弁天屋/神奈川県横浜市
- 忠彦丸/神奈川県横浜市
- 一之瀬丸/神奈川県横浜市
4.アマダイ|底取りを覚えたい人におすすめ

アマダイは、LTアジやビシアジなどで底取りを経験した人の次の釣り物としておすすめです。
基本的な釣り方
- オモリを海底まで落とす
- 糸フケを取る
- オモリを底から1メートル前後上げる
- ゆっくり誘い上げる
- ゆっくり下げる
- 再び底を確認する
アマダイは底付近にいますが、仕掛けが海底へ沈みすぎると、エサ取りばかりになる場合があります。
一方で、仕掛けを高く上げすぎると、本命の層から外れます。
潮の速さやハリスの長さを考えながら、仕掛けの位置を調整するところに面白さがあります。
アマダイ釣りの魅力
- 食味が非常によい
- ゲストの種類が多い
- 大型が掛かる可能性がある
- 派手な誘いを必要としない
- 電動リールを使えば深場でも対応しやすい
代表的な船宿
- ゆうせい丸/神奈川県藤沢市片瀬港
- 孝太郎丸/神奈川県鎌倉市腰越港
- 庄三郎丸/神奈川県平塚市
- 邦丸/神奈川県大磯港
- 平安丸/神奈川県小田原市早川港
- 坂口丸/神奈川県小田原市早川港
湘南片瀬港の萬司郎丸は、現在は「ゆうせい丸」としてリニューアルされています。過去記事や検索結果に旧船宿名が表示される場合があるため、予約時は現在の公式名称を確認してください。
中級者におすすめの10月の船釣り
5.カワハギ|10月を代表するテクニカルな釣り

10月の関東で、中級者に最もおすすめしたい釣り物の一つがカワハギです。
カワハギは、ハリに付けたアサリを、釣り人に気付かれないように食べます。
仕掛けを上げたら、アタリを感じないままエサだけがなくなっていることも珍しくありません。
中級者向けである理由
- 小さなアタリを見極める必要がある
- アサリを丁寧に付ける必要がある
- ハリの種類や大きさを使い分ける
- 魚のいる高さを探る必要がある
- 誘いと止めの組み合わせが多い
- ハリ先の交換頻度が釣果に影響する
基本的な誘い方
- オモリを着底させる
- 糸フケを取る
- 仕掛けを50センチ前後持ち上げる
- 竿先を小さく揺らす
- ゆっくり仕掛けを下げる
- オモリが底へ着いたら少し待つ
- アタリがなければ上げ直す
難しい釣法を次々に試すよりも、最初は「揺らしながらゆっくり下げる」という基本動作を繰り返す方が状況を把握しやすくなります。
代表的な船宿
- 浦安吉野屋/千葉県浦安市
- 山下丸/神奈川県横須賀市久比里
- 巳之助丸/神奈川県横須賀市久比里
- 一之瀬丸/神奈川県横浜市
- 丸十丸/神奈川県三浦市小網代
- 一俊丸/神奈川県茅ヶ崎市
6.一つテンヤマダイ|秋のマダイを軽い仕掛けで狙う

茨城沖や外房では、10月も一つテンヤマダイが有力です。
一つテンヤは、エビを付けたテンヤを海底へ落とし、底付近を上下させてマダイを狙います。
中級者向けである理由
- 着底の瞬間を把握する必要がある
- 潮に合わせてテンヤの重さを変える
- フォール中のアタリを判断する
- 根掛かりを避けながら底を狙う
- 大型に備えたドラグ設定が必要
基本動作
- テンヤを海底まで落とす
- 着底したら糸フケを取る
- 竿をゆっくり持ち上げる
- テンヤを自然に落とす
- ラインの変化を見る
- 再度着底を確認する
マダイはテンヤが落ちていく途中に食うことがあります。
ラインが止まる、急に緩む、横へ動くといった変化があれば、素早く合わせます。
代表的な船宿
- ことぶき丸/茨城県日立市会瀬港
- 弘漁丸/茨城県日立市日立久慈港
- 幸栄丸/茨城県鹿嶋市
- 長福丸/千葉県いすみ市大原港
- 新幸丸/千葉県いすみ市大原港
7.ルアーサワラ|キャスティング経験者向け

秋の東京湾で人気の高いルアーターゲットがサワラです。
サワラ船は、サワラだけでなく、イナダ、ワラサ、タチウオ、シーバスなどが交じるルアー五目として出船する場合もあります。
必要になる技術
- 周囲を確認して安全に投げる
- 船長の合図に素早く反応する
- ルアーを一定速度で巻く
- 魚の動く方向を予測する
- サワラの歯によるライン切れを防ぐ
- オマツリを避ける
キャストに不慣れな人が混雑した乗合船で始めると、周囲の人へルアーを当てる危険があります。
まずは岸からのキャスティングで、狙った方向へ安定して投げられるようにしておきましょう。
代表的な船宿
- こなや丸/千葉県袖ケ浦市長浦港
- 林遊船/千葉県市川市
- 浦安吉野屋/千葉県浦安市
- さわ浦丸/東京都江東区
- 深川吉野屋/東京都江東区
- 小峯丸/千葉県千葉市
こなや丸は長浦港から東京湾へ出船し、サワラや青物向けを含むルアーを取り扱っています。
8.ワラサ・イナダ|青物の強い引きを楽しむ

10月は、東京湾、相模湾、外房でイナダやワラサが回遊する可能性があります。
ただし、青物は魚群の移動が速く、前年によく釣れたからといって、毎年同じ時期に同じ場所へ入るとは限りません。
青物釣りの魅力
- 強い引きを味わえる
- 複数匹が同時に掛かることがある
- コマセ釣りやルアー釣りを選べる
- 食べ応えがある
- マダイなどが交じる可能性がある
中級者向けである理由
- 魚が掛かった後のやり取りが強い
- 周囲とのオマツリを避ける必要がある
- 太い仕掛けを扱う必要がある
- 手返しの速さが重要
- 回遊状況によって釣果差が大きい
ワラサ・イナダは専門船だけでなく、マダイ五目、ルアー五目、青物五目として募集されることがあります。
予約時には、対象魚だけでなく、釣り方、ハリス号数、オモリ、使用できるルアーも確認してください。
目的別に選ぶ10月の釣り物

船釣りがまったく初めて
LTアジがおすすめです。
仕掛けの投入、着底、タナ取り、アタリ、巻き上げという船釣りの基本を覚えられます。
初心者だけれど大型魚も狙いたい
ヒラメが候補です。
船長や仲乗りがエサ付けやアタリの待ち方を教えてくれる船を選びましょう。
誘い方を工夫したい
タチウオがおすすめです。
同じ仕掛けでも、シャクリ幅、巻き速度、止める時間によってアタリが変わります。
繊細な駆け引きを楽しみたい
カワハギが向いています。
エサを取られながら、その日の有効なハリ、誘い、待ち時間を探す釣りです。
底物五目と食味を楽しみたい
アマダイがおすすめです。
本命以外にも多彩な魚が交じりやすく、秋らしい船釣りを楽しめます。
ルアーで回遊魚を追いたい
サワラが適しています。
キャスティング技術と回遊魚の動きに対応する判断力が必要です。
強烈な引きを味わいたい
ワラサ・イナダが候補です。
ただし、釣況の変化が大きいため、直近の釣果確認が欠かせません。
10月前半と後半で変わるおすすめの釣り物

10月前半
前半は海水温が高く、夏から続く回遊魚を狙える可能性があります。
おすすめ候補は次のとおりです。
- LTアジ
- タチウオ
- サワラ
- ワラサ・イナダ
- カワハギ
- 一つテンヤマダイ
- ヒラメ
日中は暑くなる日もあるため、飲料や日焼け対策を準備しましょう。
10月中旬
中旬は、夏の魚と秋の魚をバランスよく選べる時期です。
- LTアジ
- タチウオ
- カワハギ
- アマダイ
- 一つテンヤマダイ
- サワラ
- ヒラメ
迷った場合は、初心者ならLTアジ、中級者ならカワハギかアマダイを軸に考えると選びやすいでしょう。
10月後半
後半は北風が吹く日が増え、秋から冬の釣り物が中心になっていきます。
- LTアジ
- カワハギ
- アマダイ
- ヒラメ
- 一つテンヤマダイ
- タチウオ
サワラや青物は回遊状況次第です。
前年の時期ではなく、直近の釣果を優先して判断しましょう。
10月の船釣りで注意したいこと

朝と日中の気温差
10月は、早朝の港では寒く感じても、日中は暖かくなることがあります。
厚手の防寒着を1枚着るよりも、薄手の服を重ねて調整できるようにしましょう。
おすすめの重ね着
- 速乾性インナー
- 長袖シャツ
- 薄手のフリース
- 防風性のあるレインウェア
- 防水性のあるパンツ
綿素材は濡れると乾きにくく、体温を奪います。
汗や波しぶきで濡れる可能性があるため、速乾性のある化学繊維を中心に選びましょう。
北風と波しぶき
10月は北寄りの風が吹くと、実際の気温以上に寒く感じます。
東京湾内でも、船が走っている間は強い風を受けます。風下側の釣り座では、波しぶきがかかる場合もあります。
晴れ予報でも、上下のレインウェアを持参しましょう。
台風とうねり
10月も台風への注意が必要です。
気象庁の1991〜2020年の平年値では、10月の台風発生数は3.4個、日本への接近数は1.7個、関東甲信地方への接近数は0.7個です。9月より少なくなるものの、台風シーズンが終わったとはいえません。
台風が遠くにある場合でも、外房、相模湾、茨城沖にはうねりが入ることがあります。
出船可否は船長の判断に従ってください。
日没が早くなる
10月は日没が早くなります。
午後船や帰港が遅くなる釣りでは、港へ戻る頃に暗くなっている場合があります。
車やバッグに小型ライトを入れておきましょう。
ライフジャケットを正しく着用する
ライフジャケットは、出船中だけでなく、港や桟橋で乗り降りする際も正しく着用しましょう。
海上保安庁も、ライフジャケットの常時着用と、天候や海上模様の悪化が予想される場合に無理をしないよう呼びかけています。
10月の船宿選びで確認したいこと
予約前には、次の項目を確認します。
- 対象魚の出船日
- 集合時刻と出船時刻
- 半日船か一日船か
- 貸し竿の有無
- 仕掛けの販売
- オモリやビシの号数
- エサ代が含まれるか
- 氷の有無
- 駐車場
- 電車利用時の送迎
- 初心者向けレクチャー
- 釣り方の混船可否
- キャンセル規定
特にサワラでは、使用できるルアーの重さや種類、キャスティング船かジギング船かを確認してください。
タチウオでは、テンビン、テンヤ、ジギングを同じ船で行えるかが船宿によって異なります。
ヒラメでは、生きたイワシの料金、仕掛けの販売、オモリの号数を確認しましょう。
よくある質問
10月に初めて船釣りをするなら何がおすすめですか?
最もおすすめしやすいのはLTアジです。
東京湾内で出船する船宿が多く、半日船やショート船を選びやすいことが理由です。
大型魚を狙いたい場合はヒラメも候補ですが、初回は初心者対応に慣れた船宿を選びましょう。
10月らしい釣り物は何ですか?
カワハギ、アマダイ、ヒラメ、サワラが10月らしい釣り物です。
特にカワハギとアマダイは、秋が深まるにつれて注目度が高くなります。
カワハギは初心者には難しいですか?
LTアジより難易度は高いですが、初挑戦でも楽しめます。
最初は船宿仕掛けを使い、難しい釣法を試しすぎず、エサを頻繁に確認することを優先しましょう。
アマダイは手巻きリールでも可能ですか?
水深や体力によっては手巻きでも可能です。
ただし、水深100メートル前後を繰り返し巻き上げる場合は、電動リールの方が負担を減らせます。
サワラ釣りは初心者でもできますか?
キャスティング経験があれば挑戦できます。
一方、ルアーを狙った方向へ安定して投げられない場合、混雑した乗合船では危険です。まずは岸釣りなどでキャストを練習してから参加しましょう。
10月も台風を確認する必要がありますか?
必要です。
10月も関東へ台風が接近することがあり、台風本体が遠くても、うねりや強風の影響を受ける場合があります。
前日に釣れていれば翌日も釣れますか?
必ずしも同じように釣れるとは限りません。
特にサワラやワラサなどの回遊魚は、一日で群れの位置や活性が変わります。
直近1日の数字だけでなく、3〜7日程度の推移を確認しましょう。
まとめ|10月は初心者にも中級者にも選択肢が多い
10月の関東は、厳しい暑さが和らぎ、秋本番の船釣りを楽しめる時期です。
初めての船釣りには、東京湾のLTアジが最もおすすめです。
大型魚に挑戦したい初心者は、船長のサポートを受けながらヒラメを狙う選択肢もあります。
船釣りに慣れてきた人には、タチウオやアマダイが適しています。
さらにゲーム性を求める中級者には、カワハギ、一つテンヤマダイ、ルアーサワラがおすすめです。
強い引きを求めるなら、ワラサやイナダも候補になります。
ただし、近年は海水温の変化によって、魚の回遊時期や釣れるポイントが前年からずれることがあります。
釣行前には、必ず次の情報を確認しましょう。
- 直近3〜7日間の釣果
- 出船予定
- 主なポイント
- 水深
- オモリやビシの号数
- 釣れている魚のサイズ
- 風と波
- 台風とうねり
- レンタルタックル
- 初心者向けサポート
年間カレンダーだけで判断せず、最新の海況に合った釣り物を選び、秋の関東で船釣りを楽しんでください。
内部リンク
- 9月の関東船釣りおすすめ
- 11月の関東船釣りおすすめ
- 初めてのLTアジ持ち物リスト
- LTアジ完全ガイド
- カワハギ釣り入門
- アマダイ釣りの仕掛けと釣り方
- 船タチウオ釣り入門
- ヒラメ泳がせ釣り入門
- 船釣りの秋冬ウェア
- 船酔い対策
- 釣った魚の持ち帰り方