11月の関東は、秋の船釣りから冬の船釣りへと移り変わる季節です。
東京湾、相模湾、千葉県の外房、茨城沖では、水温の変化とともに魚の分布や狙う水深が変わり、秋から冬にかけての人気ターゲットが存在感を増してきます。
特に注目したいのが、カワハギ、アマダイ、ヒラメの3魚種です。
カワハギは肝が充実してくる時期で、釣りのゲーム性だけでなく食味も大きな魅力。相模湾ではアマダイ釣りが盛んになり、茨城の鹿島沖では11月1日から一部海域でヒラメ釣りが解禁されます。
一方で、東京湾のLTアジやタチウオは引き続き有力な選択肢です。三浦半島周辺ではアオリイカのティップラン、外房では一つテンヤマダイも楽しめます。
11月は、釣りたい魚だけでなく、釣り方、食味、難易度、海況を考えて釣行先を選びたい時期です。
この記事では、過去の秋の釣果傾向や船宿の情報を参考に、2026年11月の関東でおすすめしたい船釣りを9種類紹介します。
※この記事は2026年10月時点の情報を基にしています。11月の釣果を予測・保証するものではありません。実際の出船状況や釣果は、各船宿の最新情報を確認してください。
この記事で分かること
- 11月の関東でおすすめの船釣り9種類
- 10月から11月にかけて変わる釣り物の特徴
- 初心者・中級者におすすめのターゲット
- 東京湾・相模湾・外房・茨城沖の特徴
- 11月のヒラメ釣りに関する解禁情報と注意点
- 11月の船釣りに必要な防寒対策
- 釣果情報や船宿を確認するときのポイント
11月に狙いたい関東の船釣り一覧

まずは、11月におすすめしたい釣り物を一覧で比較してみましょう。
| 釣り物 | 主なエリア | 難易度 | 11月の魅力 |
|---|---|---|---|
| LTアジ | 東京湾 | ★☆☆ | 初心者も挑戦しやすい |
| カワハギ | 東京湾・相模湾 | ★★★ | 肝が充実する季節 |
| アマダイ | 相模湾 | ★★☆ | 高級魚と底物五目 |
| ヒラメ | 茨城沖・外房 | ★★〜★★★ | 鹿島沖の一部海域が解禁 |
| タチウオ | 東京湾 | ★★〜★★★ | 誘い方とタナ攻略 |
| アオリイカ | 三浦半島・相模湾 | ★★★ | ティップランの好シーズン |
| 一つテンヤマダイ | 外房・茨城沖 | ★★★ | 秋のマダイと多彩なゲスト |
| ワラサ・イナダ | 相模湾・外房など | ★★★ | 強い引きと大型狙い |
| ルアーサワラ | 東京湾 | ★★★ | 秋の回遊魚を狙う |
※難易度は仕掛けの扱いやすさ、底取り、誘い方、必要な技術などを考慮した目安です。釣れやすさを保証する評価ではありません。
初心者が最初に選ぶなら、東京湾のLTアジがおすすめです。
釣りの技術を磨きたい人にはカワハギ、釣った魚をおいしく食べたい人にはアマダイやヒラメも魅力的です。
ルアーフィッシングが好きなら、ティップランやサワラキャスティングに注目してみましょう。
10月から11月へ|関東の船釣りはどう変わる?
秋の回遊魚から、冬に向けた釣り物へ
10月は、夏から続く釣り物と秋の魚種が重なる季節です。
東京湾のサワラやタチウオ、相模湾のワラサ・イナダなど、回遊魚を狙う釣りが盛り上がることがあります。
11月になると、そうした釣り物を引き続き楽しめる一方で、カワハギ、アマダイ、ヒラメの存在感が増してきます。
| 釣り物 | 10月の特徴 | 11月の特徴 |
|---|---|---|
| カワハギ | 秋のシーズンが本格化 | 肝の充実と良型に期待 |
| アマダイ | 秋の釣りが始まる | 出船が増え、冬の本番へ |
| ヒラメ | 外房などでシーズンが進む | 鹿島沖の一部海域が解禁 |
| タチウオ | 幅広い水深を狙う | 深めのポイントを狙う日も |
| LTアジ | 初心者向けの安定候補 | 引き続き選びやすい |
| アオリイカ | 秋のティップランが開幕 | 良型も期待できる時期 |
| サワラ | 秋の人気ルアーターゲット | 回遊状況を見て判断 |
ただし、これらは例年の傾向です。
近年は海水温の変化もあり、魚の分布やシーズンの進み方が従来と異なる場合があります。
11月だから釣れるはず、と決めつけないことが重要です。
釣行を計画する際は、直近3〜7日間の船宿の釣果情報を確認しましょう。
11月は釣りやすい季節なのか?
11月は真夏のような暑さがなく、気温だけを考えると船釣りを楽しみやすい時期です。
一方で、北風や北東風が強まると、船上では急激に寒く感じることがあります。
特に外房や茨城沖などの外洋に面したエリアでは、風と波の影響を受けやすいため注意が必要です。
11月は魚種の選択肢が豊富ですが、防寒と海況確認が重要になる季節でもあります。
初心者におすすめの11月の船釣り
1.LTアジ|11月も初心者に最もおすすめしやすい船釣り

11月に初めて船釣りをするなら、東京湾のLTアジが最有力候補です。
LTアジは比較的軽い道具を使い、コマセでアジを寄せながら釣る方法です。
東京湾では年間を通して人気があり、11月にも乗合船を利用できます。
おすすめのエリア: 東京湾の横浜沖、川崎沖、金沢八景周辺など
11月にLTアジをおすすめする理由
LTアジの魅力は、初心者でも船釣りの基本を学びながら釣果を期待できることです。
- 半日船やショート船を選びやすい
- レンタルタックルを利用できる船宿が多い
- 仕掛けが比較的シンプル
- 指示ダナを守るという基本を覚えられる
- 釣った魚の料理方法が豊富
- 一日船より短時間の釣行を選びやすい
11月は朝の冷え込みが強まるため、船上で過ごす時間が比較的短い半日船は初心者にも魅力的です。
11月のLTアジで意識したいこと
秋が深まると、日によってアジの反応する水深やタナが変わることがあります。
基本は、船長の指示に従い正確にタナを取ることです。
例えば、船長から「底から2メートル」と指示されたら、海底に着底させてから糸フケを取り、指定された高さまで巻き上げます。
アタリがないときには、コマセを追加するだけでなく、タナが正しいかを確認しましょう。
なお、11月でも毎日簡単に数釣りができるとは限りません。潮や魚の群れの状況によって釣果は変わります。
こんな人におすすめ
- 初めて船釣りに挑戦する人
- 親子や友人と気軽に楽しみたい人
- レンタルタックルで釣りを始めたい人
- アジフライや刺身を楽しみたい人
詳しい準備や釣り方は、LTアジ完全ガイドも参考にしてください。
おすすめのタックル
私はシマノ党なので、どうしてもおすすめのタックルに偏りが出てしまいます汗
BBシリーズはエントリーランクですが、十分な品質と性能を持っています。
ロッドとリールのどちらにお金をかけた方が良いかということを聞かれるときがあります。
個人的な意見ですがリールの方が長く使うことが多いので、そちらをお薦めてしています。
秋から冬の食味を楽しみたい人におすすめ
2.カワハギ|11月は肝が充実する人気シーズン

11月の関東船釣りで、特におすすめしたいターゲットがカワハギです。
東京湾や相模湾では秋から冬にかけて人気が高く、11月は食味の面でも注目される季節です。
おすすめのエリア: 東京湾の竹岡沖・久里浜沖周辺、相模湾の葉山・佐島周辺など
11月のカワハギが魅力的な理由
カワハギは、水温や餌の状況などによって肝が大きくなる魚です。
特に晩秋から冬にかけては、いわゆる「肝パン」と呼ばれる状態のカワハギが期待できます。
釣りたてのカワハギは、刺身、煮付け、鍋など幅広い料理で楽しめます。
ただし、肝の大きさには個体差があり、11月に釣れた魚が必ず肝パンというわけではありません。
カワハギ釣りの面白さ
カワハギは「エサ取り名人」として知られる魚です。
アサリのむき身などをエサに使いますが、アタリを感じる前にエサだけ取られることも珍しくありません。
釣果を伸ばすには、魚がいる場所を探すだけでなく、エサを食べるタイミングを見極める技術が必要です。
基本的には、次のような動作を組み合わせます。
- オモリを海底まで落とす
- 底を確認して糸フケを取る
- 小さく竿を動かして誘う
- 動きを止めて食わせる間を作る
- アタリに合わせてハリ掛かりさせる
同じ釣り座でも、誘い方や待ち時間によって釣果が変わるのがカワハギ釣りの魅力です。
初挑戦で準備したいもの
東京湾のカワハギ釣りでは、25〜30号程度のオモリを使う船が一般的ですが、船宿の指定を優先してください。
また、アサリエサの消費量が多くなりやすいため、追加購入の可否を確認しておくと安心です。
替え針、予備の仕掛け、エサ付け用の小物類も重要になります。
こんな人におすすめ
- アタリを掛ける釣りが好きな人
- 釣りの腕を磨きたい人
- カワハギの食味を楽しみたい人
- LTアジからステップアップしたい人
初心者でも挑戦できますが、簡単に数が釣れる魚ではありません。最初は釣果よりも、エサ付けと基本動作を覚えることを目標にしましょう。
3.アマダイ|相模湾で高級魚と底物五目を楽しむ

相模湾の秋から冬にかけて人気が高まる釣り物が、アマダイです。
11月はアマダイを狙う乗合船を選びやすい季節で、釣った魚をおいしく食べたい人にもおすすめです。
おすすめのエリア: 相模湾の茅ヶ崎、平塚、葉山、腰越周辺など
アマダイ釣りの魅力
アマダイは上品な白身が特徴の高級魚として知られています。
酒蒸しや塩焼き、松笠揚げなど、さまざまな料理で楽しめます。
船釣りではアカアマダイが代表的なターゲットになりますが、アマダイ以外にもイトヨリ、ヒメコダイなどの魚が交じることがあります。
本命が釣れない時間も、さまざまな魚との出会いを楽しめるのが特徴です。
アマダイ釣りの基本
アマダイは海底付近に生息する魚ですが、オモリを底に置いたままにするのが正解とは限りません。
一般的な天秤仕掛けの場合、着底後にオモリを底から少し持ち上げ、エサが海底付近を自然に漂う状態を作ります。
重要なのは、海底と仕掛けの位置関係を把握することです。
潮の速さや船の流れ方によってエサの位置が変わるため、定期的に底を取り直します。
11月のアマダイで意識したいこと
ポイントによっては水深100メートル前後、あるいはそれ以上を狙うことがあります。
手巻きリールでも楽しめますが、深場で何度も巻き上げる場合は電動リールがあると負担を減らせます。
事前に船宿へ水深、オモリの号数、貸し電動リールの有無を確認してください。
こんな人におすすめ
- おいしい高級魚を釣りたい人
- 底物五目釣りを楽しみたい人
- 天秤釣りに慣れている人
- 落ち着いてアタリを待つ釣りが好きな人
大型魚に挑戦したい人におすすめ
4.ヒラメ|11月は鹿島沖の一部海域が解禁

11月の関東船釣りで大きな注目を集めるのがヒラメです。
特に茨城県の鹿島沖では、例年11月1日から一部海域でヒラメを狙う生きエサ釣りが解禁されます。
2026年も鹿島新港の船宿が11月1日からのヒラメ船を案内しています。
一方、千葉県の外房では10月からヒラメを狙っているエリアがあり、11月も人気の高いターゲットです。
おすすめのエリア: 茨城県鹿島沖の解禁海域、千葉県大原・飯岡周辺など
2026年のヒラメ解禁情報で注意したいこと
茨城県では、ヒラメ資源を保護するため、生きエサを使ったヒラメ釣りに海域別の禁止期間が設定されています。
2026年の茨城海区漁業調整委員会指示では、緯度によって禁止期間が異なり、11月1日から釣りができる海域と、11月30日まで禁止される海域などに分かれています。通年禁止の海域もあります。
したがって、11月1日から茨城沖のすべての海域でヒラメ釣りができるわけではありません。
実際の釣行では、各船宿が案内する出船計画と、適用される規制を確認してください。
ヒラメ釣りの基本
ヒラメ釣りでは、生きたイワシなどをエサに使い、海底付近を狙う泳がせ釣りが代表的です。
基本動作は次のとおりです。
- 生きたイワシを弱らせないようにハリへ付ける
- オモリを海底まで落とす
- 海底から仕掛けを少し持ち上げる
- 定期的に底を取り直す
- アタリが出たら魚の動きを確認する
- 十分な食い込みを待ち、竿に重みが乗ったら巻き上げる
ヒラメはアタリが出てからハリ掛かりするまでに時間が必要になることがあります。
ただし、必ず長時間待つのが正解ではありません。仕掛けや活性によって合わせるタイミングは変わるため、船長の指示に従いましょう。
11月のヒラメで意識したいこと
初めての人は、イワシの付け方と底取りを重点的に覚えましょう。
船が流されると水深も変わります。
仕掛けを底に置いたままにすると根掛かりしやすくなり、底から離しすぎるとヒラメのいる範囲から外れてしまいます。
大型が掛かる可能性もあるため、ドラグ調整とタモ入れのタイミングも重要です。
こんな人におすすめ
- 大型魚を釣ってみたい人
- 泳がせ釣りに挑戦したい人
- ヒラメの刺身や煮付けを楽しみたい人
- 釣りの待つ楽しさを味わいたい人
誘い方やテクニックを楽しみたい人におすすめ
5.タチウオ|秋から冬への変化を攻略する

東京湾の人気ターゲットであるタチウオは、11月もおすすめの船釣りです。
タチウオは年間を通して狙えることがありますが、時期によってポイントや水深が変わるため、毎回違った攻略を楽しめます。
おすすめのエリア: 東京湾の走水沖、観音崎沖、第二海堡周辺など
11月のタチウオ釣りの特徴
11月は夏のような浅場ではなく、水深のあるポイントを狙う日もあります。
2025年11月には、東京湾の海堡周りから走水沖周辺で、水深60メートル前後を狙うテンビンタチウオの事例も報告されています。
ただし、狙う水深は年や日によって変わります。
タチウオは群れが移動する魚なので、直近の釣果とポイント情報を確認することが重要です。
釣り方は3種類が代表的
東京湾のタチウオ釣りには、主に次の方法があります。
- テンビン釣り: エサを付けたハリで誘いながら釣る
- テンヤ釣り: イワシなどを専用テンヤに固定して狙う
- ジギング: メタルジグを動かしてタチウオを誘う
船宿によっては釣り方を限定している場合があります。
予約前に、テンビン、テンヤ、ジギングのどれに対応しているか確認してください。
タチウオ釣りで意識したいこと
タチウオは誘い方によってアタリの数が変わることがあります。
シャクリの大きさ、巻き上げ速度、止める時間を変えながら、その日の反応を探します。
また、タチウオには鋭い歯があります。
釣れた魚を外す際は、フィッシュグリップやプライヤーを利用し、口元に不用意に手を近づけないようにしましょう。
こんな人におすすめ
- 天秤釣りからステップアップしたい人
- ジギングを楽しみたい人
- 誘い方を工夫するのが好きな人
- 良型タチウオを狙いたい人
6.アオリイカ|11月もティップランの好シーズン

11月にルアーフィッシングを楽しみたいなら、ティップランで狙うアオリイカも有力な候補です。
三浦半島から相模湾周辺では、秋になるとティップランの乗合船が出船します。
11月は秋のシーズンが進み、アオリイカのサイズアップも期待できる時期です。
おすすめのエリア: 三浦半島、葉山沖、佐島沖、相模湾東部など
ティップランとは?
ティップランは、船を潮や風に乗せて流しながら、専用のエギを使ってアオリイカを狙う釣り方です。
通常の陸っぱりエギングとは異なり、船の流れを利用してエギを動かします。
繊細な竿先の変化からイカのアタリを判断するのが特徴です。
11月のティップランで意識したいこと
秋のティップランは、風の強さや潮の流れによって釣りやすさが変わります。
特に重要なのが、エギの重さを調整することです。
エギが軽すぎると海底が取りにくくなり、重すぎると自然な動きを出しにくくなる場合があります。
基本的には次の手順を繰り返します。
- エギを海底付近まで沈める
- 数回シャクってエギを動かす
- 竿先を安定させてアタリを待つ
- 竿先の変化を感じたら合わせる
- アタリがなければ再度誘う
実際には底を取り直す頻度や待ち時間は、船の流れ方に合わせて調整します。
初心者が注意したいこと
ティップランは通常のエギングとは使用する竿やエギの設定が異なります。
流れが速い場合には追加シンカーも必要です。
初めて挑戦する人は、予約した船宿が推奨するエギの号数、重さ、追加シンカーの範囲を確認してください。
こんな人におすすめ
- エギングの経験がある人
- 繊細なアタリを取る釣りが好きな人
- アオリイカを釣って食べたい人
- 秋のルアーゲームを楽しみたい人
詳しい道具や釣り方は、三浦半島のティップラン入門で紹介しています。
7.一つテンヤマダイ|外房の秋マダイを狙う

11月の千葉県外房では、一つテンヤで狙うマダイもおすすめです。
一つテンヤは、比較的シンプルな仕掛けでマダイを狙う釣り方です。
特に大原周辺は、一つテンヤマダイが盛んなエリアとして知られています。
おすすめのエリア: 千葉県大原沖、茨城県鹿島沖・日立沖など
一つテンヤの魅力
一つテンヤは、エビを付けたテンヤ仕掛けでマダイを狙います。
軽い道具で魚の引きを直接感じられることが魅力です。
マダイだけでなく、ハナダイ、ホウボウ、マハタなどが交じる場合もあり、多彩な魚種を楽しめます。
11月の一つテンヤで重要なこと
一つテンヤで特に重要なのが底取りです。
マダイはテンヤが落ちていく途中に食うこともあるため、着底前後の変化を見逃さないことが大切です。
また、潮の速さや水深に応じてテンヤの重さを調整します。
軽ければよいわけではなく、海底を確認できることが大前提です。
こんな人におすすめ
- マダイをルアー感覚で釣りたい人
- 軽いタックルで魚とのやり取りを楽しみたい人
- 底取りやフォールの釣りを覚えたい人
- マダイ以外のゲストフィッシュも楽しみたい人
強烈な引きや回遊魚を楽しみたい人におすすめ
8.ワラサ・イナダ|11月も青物の強い引きを楽しむ

青物の強い引きを楽しみたい人には、ワラサ・イナダもおすすめです。
秋の相模湾や外房では、イナダやワラサが回遊することがあります。
ただし、回遊状況によって釣果が大きく変わるため、11月の出船状況を確認してから選びたいターゲットです。
おすすめのエリア: 相模湾の平塚・茅ヶ崎沖、千葉県外房など
青物釣りの魅力
ワラサやイナダは、ブリの成長段階に付けられる呼び名で、地域によって呼び方が異なります。
特にワラサクラスになると引きが強く、ロッドやリールにも相応の負担が掛かります。
船釣りでは、コマセ釣りやジギングなどで狙うことがあります。
釣り方によって必要なタックルが大きく違うため、予約する船がどの方法で狙うのかを必ず確認しましょう。
11月の青物で意識したいこと
回遊魚は、ベイトフィッシュの動きや潮の変化によって釣れる場所が変わります。
前日に釣果がよくても、翌日同じように釣れるとは限りません。
そのため、単発の好釣果だけでなく、数日間の状況を見て判断することが重要です。
また、大型魚が掛かった際は周囲とのオマツリを防ぐため、船長の指示に従いましょう。
こんな人におすすめ
- 強烈な引きを体験したい人
- コマセマダイやビシ釣りに慣れている人
- ジギング経験者
- 大型魚を狙いたい人
9.ルアーサワラ|回遊状況がよければ11月も魅力的

秋の東京湾で人気のルアーターゲットがサワラです。
サワラは10月の代表的な釣り物ですが、11月も回遊が続く年があります。
実際に2025年11月にも東京湾でサワラやサゴシを狙うルアー船の釣果が報告されています。
おすすめのエリア: 東京湾内の湾奥、木更津沖周辺など
11月のサワラで重要なこと
サワラは回遊魚のため、釣果が安定しにくいターゲットです。
魚のいる場所に船が移動しても、必ず釣れるとは限りません。
ルアーの種類、巻き速度、投げる方向、ベイトとの大きさの違いなど、さまざまな要素が釣果に影響します。
また、サワラは歯が鋭く、ラインやリーダーを切られる場合があります。
予備のルアーや交換用リーダーを用意しておくと安心です。
初心者が注意したいこと
サワラのキャスティング船では、ほかの釣り人がいる船上でルアーを投げます。
周囲を確認し、船長が指定した方向に安全にキャストする必要があります。
キャスティング経験が少ない場合は、まず狙った方向へ安定して投げられるように練習しておきましょう。
こんな人におすすめ
- ルアーキャスティングが好きな人
- 回遊魚を探して釣るゲーム性を楽しみたい人
- 強い引きを味わいたい人
- サワラを釣って料理したい人
目的別に選ぶ11月の船釣り

ここまで9種類の釣り物を紹介しましたが、どれを選ぶべきか迷う人もいるでしょう。
そんな場合は、釣行の目的から選ぶと決めやすくなります。
初めて船釣りに挑戦するなら
LTアジがおすすめです。
船長の指示ダナに合わせるという基本を学べるうえ、半日船を選べることも魅力です。
秋から冬のおいしい魚を釣りたいなら
カワハギかアマダイがおすすめです。
カワハギは肝の充実が魅力で、アマダイは上品な白身をさまざまな料理で楽しめます。
大型魚を狙いたいなら
ヒラメかワラサがおすすめです。
ヒラメは泳がせ釣りの駆け引きを、ワラサは青物ならではの強烈な引きを楽しめます。
釣りの技術を磨きたいなら
カワハギか一つテンヤマダイがおすすめです。
小さなアタリや海底の変化を感じ取りながら釣るため、経験を積むほど奥深さを感じられます。
ルアーフィッシングを楽しみたいなら
ティップランのアオリイカやルアーサワラがおすすめです。
どちらも自然条件に左右されますが、狙い方を工夫する楽しさがあります。
11月前半と後半で変わるおすすめの釣り物

11月は上旬と下旬で気温や海況が変わり、釣れる魚の分布にも変化が出ることがあります。
11月前半|秋の釣り物と冬の釣り物を選べる
11月前半は、秋の回遊魚を狙うチャンスが残る時期です。
おすすめ候補は次のとおりです。
- LTアジ
- カワハギ
- アマダイ
- ヒラメ
- タチウオ
- アオリイカ
- サワラ
- 一つテンヤマダイ
特に鹿島沖のヒラメは、解禁エリアと出船予定を確認しておきたい時期です。
11月後半|冬の釣り物を意識して選ぶ
11月後半は、カワハギやアマダイなど、秋から冬にかけて人気の釣り物を中心に考えると選びやすくなります。
おすすめ候補は次のとおりです。
- カワハギ
- アマダイ
- ヒラメ
- LTアジ
- タチウオ
- 一つテンヤマダイ
- アオリイカ
ただし、ワラサやサワラなどの回遊魚が好調な場合は、そちらを優先する選択肢もあります。
11月後半だから釣れないと決めつけず、最新の釣況を確認しましょう。
11月の船釣りで準備しておきたいこと

1.防寒対策は10月より一段強化する
11月の船釣りで最も注意したいのが寒さです。
早朝の港ではそれほど寒く感じなくても、船が沖へ走り始めると強い風を受けます。
気温だけでなく、風や波しぶきを考慮した服装が必要です。
おすすめの服装は次のとおりです。
- 速乾性のある保温インナー
- フリースなどの中間着
- 防風・防水性のあるアウター
- 防水性のあるパンツ
- 滑りにくい防水ブーツ
- ネックウォーマー
- 防寒用の帽子
- 釣りの操作を妨げないグローブ
特に外房や茨城沖の早朝出船では、寒さへの備えを十分にしておきましょう。
気温が高くなる予報でも、沖合の風を遮れるアウターは持参したいところです。
2.北風と波の予報を確認する
11月は北寄りの風が強く吹く日があります。
東京湾内でも風向きによっては波が立ち、外房や茨城沖では風とともに大きなうねりが入る場合もあります。
釣行前には、天気予報だけでなく風速、風向、波高を確認しましょう。
出船の最終判断は船宿が行います。初心者は無理な釣行を避けることも大切です。
3.日の出時刻と集合時間に注意する
11月は日照時間が短くなり、早朝の集合時刻にはまだ暗いこともあります。
特に遠方の船宿へ向かう場合は、暗い時間帯に移動することになります。
小型のライトを準備し、集合場所や駐車場を事前に調べておきましょう。
4.ライフジャケットは必ず着用する
小型船舶の乗船者には、原則としてライフジャケットの着用義務があります。
自分で用意する場合は、国の安全基準に適合し、乗船する船で使用できる製品を選びましょう。
迷う場合は、桜マーク付きのタイプAを選ぶと幅広い船舶に対応できます。
船宿でレンタルできる場合もあります。
5.釣った魚の鮮度管理を徹底する
11月は夏より気温が低いものの、釣った魚の鮮度管理が不要になるわけではありません。
保冷用の氷を準備し、釣った魚は適切に冷やして持ち帰りましょう。
特に大型のヒラメや青物は、クーラーボックスに入るサイズを確認しておくことが大切です。
カワハギの肝や魚の刺身などを生食する場合は、鮮度管理に加えて寄生虫や食中毒のリスクにも注意してください。
11月の船宿選びで確認したいポイント

11月は魚種だけでなく、船宿によって出船条件が異なります。
予約前には次の項目を確認しておきましょう。
- 希望する釣り物の出船日
- 集合時刻と出船時刻
- 半日船か一日船か
- レンタルタックルの有無
- 使用するオモリ・ビシの号数
- 仕掛けやエサの販売・提供状況
- 電動リールの使用可否
- 釣行予定ポイントと水深
- 氷やクーラーボックスの準備
- 駐車場・送迎の有無
- 悪天候時の連絡方法
- キャンセル規定
特にタチウオは、テンビン・テンヤ・ジギングの釣り方を確認してください。
ティップランでは、使用可能なエギやシンカーの重さを確認する必要があります。
ヒラメでは、活きエサの料金や仕掛けの指定、解禁海域の情報も重要です。
また、11月は海況によって出船中止になる場合があります。
直前に出船の可否を確認できるよう、船宿の公式サイトや連絡先を控えておくと安心です。
よくある質問

11月に初めて船釣りをするなら何がおすすめですか?
東京湾のLTアジがおすすめです。
比較的軽い道具を使い、レンタルタックルや半日船を選びやすいため、初めての船釣りに向いています。
11月に最も季節感を楽しめる釣り物は何ですか?
カワハギ、アマダイ、ヒラメがおすすめです。
特にカワハギは肝が充実する時期で、釣る楽しさと食べる楽しさの両方を味わえます。
11月1日から茨城沖のヒラメはどこでも釣れますか?
いいえ。
茨城県では海域によってヒラメを目的とする生きエサ釣りの禁止期間が異なります。
11月1日から解禁されるのは一部の海域です。予約する船宿の案内と最新の規制を確認してください。
11月にタチウオジギングはできますか?
できます。ただし、ジギング船の出船状況や釣果は日によって異なります。
水深や潮の状況によって使用するジグの重さも変わるため、事前に船宿へ確認しましょう。
11月の船釣りに電動リールは必要ですか?
釣り物によって異なります。
LTアジやカワハギでは手巻きリールが一般的ですが、深場のタチウオやアマダイでは電動リールが便利な場合があります。
11月の船釣りは寒いですか?
北風が強い日はかなり寒く感じることがあります。
特に早朝と船の移動中は風を受けるため、保温性だけでなく防風性も重視してください。
まとめ|11月は秋の人気魚と冬の高級魚を楽しむ季節

11月の関東は、秋の船釣りから冬の船釣りへと変わっていく時期です。
東京湾、相模湾、外房、茨城沖では、それぞれ異なる釣り物を楽しめます。
初めて船釣りをするなら、東京湾のLTアジがおすすめです。
釣りのゲーム性と食味を重視するならカワハギ、相模湾の高級魚を狙うならアマダイが魅力的です。
大型魚を狙いたい人は、11月に鹿島沖の一部海域が解禁されるヒラメにも注目してみましょう。
ルアーフィッシングが好きな人には、ティップランのアオリイカ、一つテンヤマダイ、ルアーサワラなどの選択肢もあります。
一方で、11月は北風や波の影響を受けやすく、防寒対策が重要になる季節です。
釣行前には次の3点を確認しましょう。
- 直近3〜7日間の釣果と出船予定
- 釣り物に合ったタックルと仕掛け
- 風・波の予報と防寒対策
季節ごとの釣り物を把握しながら、そのときの海況に合わせて釣行を計画することが、11月の船釣りを楽しむポイントです。
ぜひ、自分の経験や目的に合った釣り物を選び、晩秋の関東で船釣りを楽しんでください。